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ダンケルクのまるまるのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.6
映画館にて。
ビッグな監督になると、実機使った空中戦撮れちゃうんですねー。
スピットファイアかっこええ。

空も海も青い青い。
この美しい長大な海岸に戦場作りだしちゃいました。

音に半泣きにさせられるわ、スツーカが上空でこっち向いたように見えるのがマジ怖いわ、ジョンブル魂見せつけられるわ。
あの当時の空気に触れられたような感じは良かったです。
駆逐艦の上にズラ―っとならんだ避難する兵からのコダマする歓声とか、駅の人たちと車内の彼らの在りようとか、救助の見切りとか、船一家の在りようとか。
船のおじいさん。あの振る舞いはなかなかできないなーと。常在戦場な時代だなーと。

ところで時間モンタージュはリアルさを損ねてまでやる必要あったのかなぁ。
実機撮影にこだわったあまり、どうしても薄くなってしまう画面を補うための苦肉の策じゃないかって、下手な勘繰りが働いてしまう。

映像はめっちゃよかったです。
けど、なんかいろいろ中途半端でした。すいません。


いっそ、あの不安を煽るようなBGMを戦場では一切なくしたり、これはできるのか?って演出を完全にやめて、徹底したリアル路線で振り切ってくれたらよかったなぁ…個人的には…


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平成30年5月13日
やっぱ、劇場で観た一回目はビビってました、音に;^^)
ダンダンダンダン音に耐えられなくなって、
とっとと映画館出たかったですもんw
レンタルで再度鑑賞して観方変わりました。
この映画スゴいですw

面識も連絡もない三つの視点。
球場行って、解説のない野球観た時のことを思いだした。
戦場の空気が匂ってくるような映画でした。

銀河英雄伝説キャゼルヌ少将の言葉を借りて一言。
「そう、英仏軍は敗れた。
 よって英雄をぜひとも必要とするんだ。
 大勝利ならあえてそれを必要とせんがね。
 敗れた時は民衆の視線を大局からそらさなくてはならんからな」

ダンケルク魂!
というと、なんだか遠くの事のように思えますが、
この映画は、被災地にボランティア行かなきゃって
いつか沸いた気持ちに続いてました。

BGMメッチャよかったです;^^)/
リアルに振り切って欲しかったってのは変わりませんが、
そんなの忘れる程、呑まれてました。
僕にはレンタルがちょうどいい(^^)/
面白かったw

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令和2年9月24日
「テネット」鑑賞後記す。
やはり、人の記憶というものは当てにならず。
というか、僕の記憶は当てにならずw
平成30年5月に上を書いたようですが、
全然憶えてないw
再評価してたんだw
それが今日まで、ダンケルク面白wという記憶がまるでないあたり。
反芻して楽しんだ憶えも、まるでないあたり。
実はやっぱり、どうでも良い映画だったんじゃないかなぁとw
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