さとうの人

ダンケルクのさとうの人のネタバレレビュー・内容・結末

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ダンケルクの戦いにおける陸の1週間、海の1日、空の1時間を描いた話。

まずこの構成が面白い。3本の糸がゆっくり絡まり、やがて1本の紐になるようなストーリーの運びが個人的に好き。

他の人のレビューを見て思い出したけど、確かに派手に人は死なないし、ほぼ人は名乗らない。
でもそこにはあえて描かれていない戦争の悲惨さがずっしりと横たわっている。魚雷に当てられた船の看護婦たちはきっと溺死してて、死体に成り代わるしか生きる道は無い時もある。
いかにして勝つかではなく、いかにして生き残るのか。生存競争がそこにある。

IMAXで鑑賞したので、画の大きさに圧倒。音の臨場感も普通のシネコン以上に良い。
海上の少しの静けさが機関銃の音によって破られたり、静、それを裏切るように動がくる。緩急の具合がとってもちょうど良い。センスいい
初めてのIMAXがダンケルクで良かった。
さとうの人

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