コミヤ

ウィッチのコミヤのネタバレレビュー・内容・結末

ウィッチ(2015年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに劇場で映画鑑賞。
スプリットのアニャ・テイラー・ジョイ主演で様々な映画祭で絶賛された悪魔万歳のサタニズム映画!

今年公開されかなり楽しめた「コクソン」や「スプリット」同様、悪霊などの人知を超えた何かの存在をチラつかせて最後にちゃんとその実態を映像で見せてくれるあたりめちゃくちゃ好みの映画だった。

それでいてテーマや見ているときの感覚が同じくキリスト教を題材にした「コクソン」に凄く似ていた。何が真実なのか、誰が本当の事を言っているのか分からない時、人は何を信じればいいのか?全く宗教に詳しくないけど、敬虔なキリスト教徒であっても私欲にまみれたり、自分の都合のいいように教義を解釈したりするというようにキリスト教の矛盾や欠点を皮肉ってるような内容だった。そして「闇だけが少女を救う」というキャッチコピーの通りラストに悪魔と契約することで、様々なものからの解放と自由を謳うサタニズム映画だから実際に多くのキリスト教徒が見たら大問題になりそう笑

黒いヤギやカラス、ウサギ、リンゴ、魔女の造形など厨二心をくすぐられる。

要所要所にある食い気味の編集や静から動へのじわじわした切り替え、恐怖を煽る不協和音などが相まって存分にびびらされた。

作品の雰囲気に完璧にマッチしたアニャ・テイラー・ジョイの存在感も最高!そして「スプリット」に続いてやはりエロい!本作でも胸元を強調するようなシーンが2箇所もあった。

また姉に下心を抱く弟のケイレブ君を誘惑した魔女がめちゃくちゃ美人でセクシーだった。

因み全米で絶賛されたホラー映画”it comes at night”にも本作に登場する黒ヤギさんが出てくるそうです。傑作ホラー映画ユニバース誕生か⁈
コミヤ

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