はる

ウィッチのはるのレビュー・感想・評価

ウィッチ(2015年製作の映画)
5.0
面白い!怖い!!不気味!!!そしてやっぱり怖い!!!!
舞台は17世紀のニューイングランドの森に囲まれたど田舎で、そこに住む清教徒の家族が主人公です。で、ざっくり言ってしまうと魔女に翻弄された家族がどんどんおかしくなり崩壊していくっていうお話です。
主演は『スプリット』でマカヴォイに拐われたでお馴染みのアーニャちゃんなんですが、この人って物凄く顔がインパクトありますよね。普通に美人さんだし、ヘンテコな顔とかじゃないんですけど、一度見たら忘れらない程印象に残るんですよ。
画面に映るモノ、景色や衣装や動物達とどれもこれもほとんど灰色みたいな感じですし、音楽がんまぁ不気味だし、最初から最後までずーっと異常な空気が漂ってるんですよ。特に動物達。ヤギやウサギが映るシーンが異常に不気味。ウサギなんて本当なら可愛いはずなのに、この映画のスクリーンに映るウサギはめちゃくちゃ気持ち悪い。監督が動物達のシーンは苦労したと仰ってましたが、その苦労がちゃんと報われてますよ。
そして題名にもなっている魔女!実際に登場するシーンは多分全部合わせても五分も無いと思うんですけど、そのどれもが強烈なインパクト!マジで森には魔女がいる!とだんだん思えてくるんですよ怖ぇ〜
で、実は魔女ではなく崩壊していく家族の様子こそが見どころなのがこの映画。特にお父さんとお母さんがどんどんおかしくなっていく恐ろしさたるや!家族なのに誰もが誰の事も信用していない地獄みたいな状態になっていくんですね〜
物凄くテンションの高いラストスパートは本当に至極の瞬間で、こういう映画大好きだよ〜って拍手しちゃいましたね!監督はこの作品が長編デビュー作という事で、これからもバンバン面白い映画を撮っていって欲しいですね!
はる

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