ぶちょおファンク

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★4 終盤★3

京都が舞台ということもあり、
見知った場所が出てきて親近感湧いたし、
変な関西弁で演技してないのも良かった!
でも逆に「なんで京都なん?」
っと思ったりもするけど!(笑

大オチまでは★3かなぁ〜?っでしたが、
締め方がキレイで、大好きな菜奈ちゃん、
しかも髪型が大好きなボブ(ベストはミディアムでちょっとロングではあるけど…)
なんで★3.5に♪(笑

途中までは少しだけ謎と影を匂わせつつ普通の恋愛ものでしたが、
「ここで映画のタイトル出すかぁ〜!!!!!」
っと唸る演出からのネタばらし後が素晴らしく、
昨年アニメ放送のあった
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』
っぽい雰囲気で現代の切ないお伽噺として面白かった♪

一目惚れをしないので最初まったく共感できんかったけど、
理由を知ると「なるほどぉ〜…!」で、
キモの設定はD.フィンチャー監督作を思い起こさせたけど、
それとは異なり本作は“次元”違いが基本。
このパラレルでややこしく感じたり、つまんない…
って評価もごもっともで、深く考えると粗や疑問も浮かびますが、
「そんなもんなんや」で受け流せばええんですよ!(笑
ただ理美容学生の愛美(小松菜奈)が高寿(福士蒼汰)の髪をカットする際、
シザーズ✂︎を親指と中指(後で正しく薬指に)で持ったり、
ブロッキングもしてへんのは少し気になりましたが。。。😅

恋愛にしろ結婚にしろ仕事にしろ、
誰かとの共同作業って、
ベクトルが同じ方向に向いて進んでこそ交わって勢いを増し、
ときに衝突したり、失速したりもし、
最悪の場合、互いに違う方向に進んだりもする訳で。。。

最初はキャラとして高寿には反感、愛美は好感、
種明かし後は逆に高寿は好感で愛美には反感、
最終どちらにも好感が持てました!(笑

運命をただ受け入れる彼女、
運命を受け入れたくない彼。
時間のベクトル、
記憶のベクトル、
運命のベクトル、
恋のベクトル。。。

縁って、個々の線と線が繋がってこそ
円(丸)になる。
新月で見えないお月様も徐々に満ち、
そして欠けて見えなくはなるけど、
また時が経てば
満ちて美しく輝く丸い満月が現れる。
ヒトのキモチもそんなもんだよな。。。

ユーミン(荒井由実・松任谷由実)の
『14番目の月』という曲の歌詞では
「次の夜から欠ける満月(15夜)より、14番目の月がいちばん好き」
っとあり、
つまりは完全に満ち満ちた恋より、
これから満ちてく恋が好きって歌詞ですわっ!(笑


2019年27本目