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スノーマン 雪闇の殺人鬼のロクのレビュー・感想・評価

スノーマン 雪闇の殺人鬼(2017年製作の映画)
1.0
ジョー・レスポのベストセラー小説「ハリー・ホーレ刑事」シリーズ7作目「スノーマン」を「裏切りのサーカス」のトーマス・アルフレッドソン監督がマイケル・ファスベンダー、レベッカ・ファーガソン、シャルロット・ゲンズブール、J.K.シモンズ、ヴァル・キルマー、クロエ・セヴェニーという豪華演技派俳優陣を迎えてオスロやベルゲンなど美しい冬のスウェーデンを舞台に映画化!というだけで話題性抜群だし上手く行けばヒットしていたはずなのに劇場未公開のままDVDスルー...不思議に思いながら鑑賞しましたが、観て納得。話がアッチコッチに飛ぶから観ている側は何が何だか判らなくなるわ思わせぶりな感じで登場するJ.K.シモンズやヴァル・キルマーは殆ど見せ場が無い状態で知らない間に画面から消えるわと重要な謎も回収しきれないまま終わるわと編集がメチャクチャで「裏切りのサーカス」や「ぼくのエリ200歳の少女」という秀作を手掛けたトーマス・アルフレッドソン監督が手掛けたとは思えないくらい酷い作品だったため疑問に思って調べてみたら本作は製作が決まってから撮影に入るまでに数々のトラブルに見舞われ結果、撮影期間が足りなくなり全体の8割ほどが撮れた時点で製作中止になった作品だったらしく監督や出演者はDVD化には一切係わっていないことが判り少しホッとしました。物語自体は面白いしレベッカ・ファーガソンやマイケル・ファスベンダーも良かっただけに同じ監督と出演者でハリウッドあたりがリメイクしてくれたら良いですね。
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