ぽち

天使の影のぽちのレビュー・感想・評価

天使の影(1976年製作の映画)
1.0
子猫殺して食べちゃったよ!!って作品。

正直どんなホラーよりショッキングなシーンで、この制作年代と制作国を考えると、本当にやっちゃってるのではと思えてしまう。

というか、これ本当にやっちゃってるでしょ。
床に転がっている子猫の亡骸は、どう見ても作り物ではないし、さばいているシーンも作り物とは思えない。

他国の食文化について文句をつけるのは間違っていると思うのだが、映画としてそれをストレートに描く、ましてや本当にやっちゃってるってのは、さすがに許容範囲を超える。

ただ、もしかしたら作り物かもしれないが、これはどこを調べても載っていなかった。そうだとしたら非難してごめんなさいだが・・・・

あ、映画の内容はゴミのようなものだから、一般人は見ないほうがいいだろう。

ストーリーは追えるが、全台詞がまるで中二病をこじらせたような、カッコつけの意味不明な物で、今作を通じ何を訴えたいか分かる人がいたらお目にかかってみたい。って言う程度。

でも、個人的に「猫殺し映画」として記憶には残りそうだ。



余談。
この手の作品って本当に意味不明。
というか、深い意味があるのは何となくわかる。でも、それを理解するのには、まずファスビンダーの研究をして、当時の社会情勢などを知り、公開時の騒動などもリサーチして、そして決定的なのが、その言語を理解しないと分からないと思うのだが・・・・

今作のように台詞に重きを置いて、アナーキーな内容だと上記の理解が最低条件ではないのだろうか。

お偉い評論家さんが絶賛していたり、映画賞を取っていたりってのは、関係ない。

個人的ポリシーで、「映画はそれ単体で完結するもの」という考えなので、リサーチや特殊な知識が必要な作りをしている作品は、「監督の自己満足」又は「力量不足」と思うことにしている。

絶賛している人に何がいいのか教えてほしいものだ・・・
ぽち

ぽち