アヤネ

ロープ/戦場の生命線のアヤネのネタバレレビュー・内容・結末

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2023年90本目。
たった一本のロープさえままならない紛争地域で、そこに住む人々の水の確保のため、それが“当たり前のように”奔走する主人公たちがかっこいい。
割と淡々とした描きかただから、ドキュメンタリーのようにも見えたな。紛争が終わった直後の場所でなにが起こっているのか、それがなにを奪って、人々の生活をどう変えたのか、そういうのがドストレートに響いてきて興味深かった。
危険を顧みず手に入れたロープを使ってようやく解決と思いきや、なんと手続き上の問題で無に帰すっつー展開はなんともやり切れないものがあるんだけど、ラスト、地元の人達が絡みついたロープを引いて死体を引き上げるシーンは、彼らの労力の成果という感じがして嬉しかったな。ラストにもう一度表示される、原題の「A PERFECT DAY」も皮肉っぽくも爽やかでいい感じ。
ただストーリーはよかったんだけど、キャラクターが個人的に誰ひとりハマんなかったな〜。特にマンブルゥとカティナの関係はうっとおしく感じてげんなりした。五人の関係性がもう少し淡白かもう少しチームっぽければ、個人的には見やすくてもう少しスコア上がったかも。好みだけどね〜。
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