Inagaquilala

シング・ストリート 未来へのうたのInagaquilalaのレビュー・感想・評価

4.0
10代のときにこの映画を見たら、おそらくその後の人生に多大な影響を受けていたに違いない。

主人公は14歳、ひと目惚れした彼女と付き合うためにバンドを結成する。女の子にモテるために音楽をやるというのは、昔もあったな。動機は「不純」だが、主人公は音楽もモノにし、人生にもアグレッシブに立ち向かう。

監督のジョン・カーニーはそんな青春音楽映画を小気味よく演出していく。リズム感あふれるカット割り、スピーディーな場面転換、さすが自身もバンドをやっていただけあって、音楽と映像のシンクロもお手のものだ。

ニューヨークが舞台の「はじまりのうた」に続き、今度は自らの出身地ダブリンを舞台にして、素晴らしい映画をつくりあげた。ホント、10代のときに観たかったな、この映画。
Inagaquilala

Inagaquilala