とり

パワーレンジャーのとりのレビュー・感想・評価

パワーレンジャー(2017年製作の映画)
4.5
ハリウッド版スーパー戦隊の映画

青春映画が好きな人にすすめたい
1〜5話あたりの「スーパー戦隊が仕上がるまで」や各キャラ回が好きな人に特にすすめたい
5人の個性がそれぞれなので楽しいです

転落した人気者、プライドの高さに溺れたマドンナ、知性の高い自閉スペクトラム症持ち、性的指向や性自認に違和感を感じているが誰にも相談できない者、家族想いなアウトロー

「違う色の若者でなければ…」という表現(選抜のされ方)にグッときました
こういう表現ができる作品(時代)なんだなって感じ
続きが気になります

日本のスーパー戦隊らしい様式美よりもハリウッドらしいCGやドラマ重視なので、そこが苦手な人は苦手かも

序盤のドラマシーンが長く感じたので(-0.5)
もうちょっと強い言葉や表現を使ったざっくり紹介だけでも理解できたんだけどな…とは思ったけど、すごく丁寧に描きたかった部分なんでしょうね
今の時点ではまだまだセンシティブな個性もあるので(イエローについては、揺らいでいる悩んでいる迷っているという曖昧な表現がとてもよかった)

泣いたりハラハラしたり興奮したり、構えて観ない方が楽しめそうです

戦闘シーンで挿入歌が流れるところが最高でした

車の事故シーンが多々あるので、苦手な人にはすすめない

パンフレットは字幕版と吹替版兼用なので内容盛り沢山でおすすめ
もうちょっとキャラ・メカ紹介が細かい方がよかった

メカのデザインはジュウレンジャーやアバレンジャー好きな人には嬉しい感じ
合体シーンは「そうじゃねえよ!」って思うけど、ハリウッド版なので諦めました

敵がゲキレンジャーのメレっぽくてよかったです
いつもの採石場もハリウッド版になって登場して笑いました
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