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パターソンのtonyのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
3.4
パタースンではなくパターソン。
Johnson & JohnsonではなくWilliam Carlos Williams。
とにかく主演の男性ができた男だった。目覚ましなしで起きて、物静かだけど勇敢で、トラブっても落ち着いている。あの奥さんや犬に対して怒りの感情を持たず、まぁあの奥さんはギリギリのラインで愛嬌と言えるのかもしれないが、それもあの男性の彼女に対する態度があるからそう思えるのだろう。彼単体を見れば彼の行動は単調で面白いことを言わないしつまらない男に見えるが、そうした他者との関わりから彼ができた男と思えてくる。
永瀬正敏が出てきた。見知っている人が出てきた違和感からだろうか、彼の存在がういていて彼の演技が下手に思えた。そして彼が去って映画は落ち着きを取り戻し、この主演の役者って演技が上手いなと思った。なぜ彼は指を怪我していたのだろうか。私にはわからなかった。それと、そのシーンのフェンスが気になった。あれをどうしたら目立たなくできるのだろうかと考えてしまった。
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