アキラナウェイ

皆殺しの流儀のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

皆殺しの流儀(2014年製作の映画)
3.7
そう、まさしく赤子の手をひねる様に。
礼儀を弁えぬ糞餓鬼共には、ベテランの流儀で皆殺し。

ぬはーーー!!
これは堪らん!!

元ギャングの英国紳士達が、街に蔓延(はびこ)る若者ギャングに制裁を下す胸スカアクション。

ロンドンの街で悪行の限りを尽くすE2ギャング。彼らが若い女性をレイプしていた所を通り掛かり、止めに入った初老の男性チャーリーは彼らのリンチの餌食となり、亡くなってしまう。しかし、このチャーリーこそ、かつてロンドンの街を兄弟で牛耳っていた有名な元ギャングの兄の方。スペイン在住の弟リッチーは兄の訃報を受け、復讐を誓う。

劇中、クレイ兄弟の名前が。クレイ兄弟とは、映画「レジェンド 」でトム・ハーディが一人二役で演じた伝説の双子のギャング。チャーリーとリッチーが如何にヤバい兄弟だったのが伺い知れる。

しかし、それでいて当時のロンドンは住みやすかったと、かつての街を知る女性リジーは当時を懐かしむ。筋金入りのギャングは無闇矢鱈に暴力を振りかざすだけじゃない。品があるんだよなー。若造共よ。

リッチーを演じるはイアン・オギルビー。
ちょいちょいウィンクして、イケオジ偏差値高め。
彼との再会に年甲斐もなく浮かれるリジー(リセット・エリソン)が可愛い。

リッチーの元に集結した元仲間であるイケオジ達もまた素敵。拷問係のロイ、終始キレ気味のアーサー、肉体処理のブッチ。昔気質のイケオジ達が若造共を1人、また1人捕まえては拷問を繰り返す。

逆さ吊り、手の甲に釘を打ち付け、足の骨をドリルで砕く!!

決定的なグロ描写は見せないので、苦手な方でもご安心を。
いや、寧ろもっと殺ってくれ!!

E2ギャングの主犯格、アーロン(ダニーボーイ・ハッチャード)がまた腹立つんだわ。間の抜けたアホ丸出しのイギリス訛りがまたイラつく。

期待していたよりもあっさり幕引きとなってしまったので、もっと、もっと、殺って欲しかったなぁー!!

レイプされたのに、アーロンとの縁を切らないあの娘にビックリだし、割と可愛い彼女の母親が、お世辞にも綺麗とは言えない整形崩れみたいな顔面のロンドン警部補だって事にもビックリ。もっと他の女優さんいなかった?

4人のイケオジが堪らない。
あんなお爺ちゃんにいつかなりたい。
ウィンクの練習は欠かせない。