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街をぶっ飛ばせのkahoのネタバレレビュー・内容・結末

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

たららららっら
不穏とおかしさとかわいさの同居
こんな歌が歌えたらとさえ思ってしまう

最期に好き勝手して眠りにつこう
遅いエレベーターは待ってられない
この期に及んでもパスタは上手くつくれない
あーもう最後の晩餐なのに!
ま、いいや、床でも磨こ

コミカルにすら映るこの切り替えの早さがあるなら、例えば辛い仕事はさっさと辞めて、苦手な人に出会えば踵を返すように、自分の居心地いい場所でのびのび生きていけたんじゃないか...?なんて考えてしまうけれど、そんなことを考えていると、鏡を見つめる彼女の歪んだ表情が思い返される。
仕事も人間関係も住む場所も何だって、嫌なら辞めればいい。気が向いたことをすればいい。それでも唯一辞められないのが自分であるということ。私は私から離れられない。彼女は彼女として生きることに見切りをつけてしまったのかな

最後の最後で「しまった!フランス語がわからない!」と焦る。あとでGoogle先生に聞きます
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