ろく

バースデーカードのろくのレビュー・感想・評価

バースデーカード(2016年製作の映画)
4.0
いやお涙頂戴映画だと思うじゃない。お母さんが癌で亡くなってしまい、娘の誕生日に毎年渡せるように手紙を書く。成長した娘は毎年お母さんが手紙に書いてあることを実行する。。。

はいきた、日本映画得意の「泣かせましょう!」映画ですよ、こんなのに騙されないぞ。うん、ああ確かにエモいけどねえ。ピンクレディーのくだりとか、うんうん、うん?アタック25?

そう、これは世界初のアタック25映画なんですよ!お母さんが好きなクイズ番組にあたしも出る!そう決意してからの橋本愛のスポコンシーンに大興奮ですよ!毎回はがきを書き、さらにはクイズ問題も自分でノートに書き、そしてクイズの元になる本も書店で購入し。どんだけ出たいんだよ、アタック25!ってかクイズ研入れよ、橋本!

そしてついに予選に出場。大興奮するお父さん、ユースケサンタマリア。最初は物分かりのいい優しい父親像なのに後半になればなるほど地を出してポンコツに。いいんだよ、ユースケはそれで。

そしてついに本戦。おお!来た!最初緊張しているも次々に答える橋本。ああいいですか、これは感動映画ではないんです。アタック25映画なんですよ!ちょっといらっとしたとこはアタックチャンスのシーンがなかったこと。アタックだったらアタックチャンスで見せ場作れよ~。

そしていよいよ最終問題。まあここはベタな映画の作法を踏襲。いいっすよ、それで。ただ番組終了時に橋本愛がまたぶっこむのが何とも言えず笑えます。のけぞるユースケも必見。ああこれはありな映画ですよ(僕には)。

ただ一つ疑問。お母さんは子供のころピンクレディーのファンだったんだから僕より年齢は上。しかも若くして子供産んだ設定だから橋本も30代中盤のはず(これ撮られたときにね)。その橋本が大学卒業してすぐでたアタックなんだから……谷原章介でなく児玉清じゃねえ?まあ故人なんで仕方ないか。でもアタックは児玉清なんですよ、アタックチャンス!
ろく

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