藍住

アダムズ・アップルの藍住のレビュー・感想・評価

アダムズ・アップル(2005年製作の映画)
4.0
突然猫が撃ち殺されたり、誰かの口からやば過ぎるジョークが出る度に胃がねじ切れそうになっていたのだが、そこは2005年フィルターをかけて観た。
受け入れられない所は多々あるが、それよりも終盤の展開が凄すぎて泣いた。
画面から愛が溢れていた。
ヒトラーを崇めて誰に対しても暴力的だったアダムがアップルパイを作ってイヴァンと分けて食べること、イヴァンのいる教会に残ること、助手席に座ってイヴァンと一緒に歌を歌うこと。
もう全てイヴァンへの愛だと思う。
序盤の2人からは想像できないほど穏やかな顔をしていて、私の目が涙で滲んだ。
良い映画だった。
これが永久に動画サービス等で配信されないのもソフトが販売されないのも勿体無いな。
(因みに私はGYAO!でレンタルして観た。現時点ではまだ観られるみたいだ)
また何かをきっかけに復活することを願う。
藍住

藍住