「イコライザー」に続く必殺仕事人作品。あっちと同じくシリーズ化して欲しい。
基本はシンプルな悪に天誅を加える作品だが、シンプルで押していった「イコライザー」よりツイストが効いている。見てて思ったのは「善魔」という話。悪の側の人間でも、というより悪を知る人間こそ巨悪を討ちえるという話である。最初から光当たる正常とされる世界に生きれなかった人間だからこそできることがある。最後に語られる、彼らは劣ってるのではなく違うだけであるという言葉には、思わず「イミテーション・ゲーム」の台詞を思い出してしまった。
アクションもちゃんと独自性があって良い！。「イコライザー」ほどではないけど、まるでスイッチを切るように淡々とトドメの銃撃を加えていくのは、ちゃんと主人公のキャラと合っていて良い。それにしても隠しカメラで捉えられてた主人公の過去の襲撃シーンの格闘場面のがカッコイイのは何故だろうか？。
ストーリー的には少々弱いところもある。主人公とヒロインの繋がりが希薄とか、一層捜査官の主人公の関係に絞ったほうが良かったんじゃないか？とか、作中でも触れられてたけど偶然すぎ！とか。でも、全体的には主人公のキャラが魅力的だし、キャラの提示も上手いから最後まで集中して見れた。
