一度、BSで鑑賞済み。
改めての再鑑賞だったが、
コミカルな作風でありながらも
孤独なバットマンの成長を描いた
良作だと思った。
まず、コメディとしての面白味が高く、
バットマンのシリーズ全体のネタから
他作品のネタまで、
笑いの要素は尽きない。
そんな中で、喪う事への怖さから
孤独であろうとするバットマンの
内面をフォーカスした展開には、
作風のギャップを感じざるを得ない。
自意識過剰なバットマンに
女々しいジョーカーといった
本作ならではのキャラ付けについても
面白味に溢れている。
レゴのアニメーションを観るのは
本作が初めてだったが、
レゴならではの造形が
キャラクターのアクションに
生かされていて面白いと思った。
レゴという作風の為、
大人の鑑賞には厳しくなる部分も
あると思うが、一本の映画として
しっかり纏められているので、
子ども向けと侮らず観て欲しいと思う
バットマン入門映画である。
観終えた後には、
アダム・ウェストのバットマンを
観たくなった。