はる

リトル・マーメイドのはるのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
3.8
歌が上手い!!

公開前はかなり批判もあった本作ですが、いざ観始めるとそんな戯言を吹っ飛ばすハリー・ベイリーの歌唱力に圧倒されました。『力の指輪』で黒人のエルフについて批判があったときも思ったんですけど人魚やエルフの事を君たちはどこまで知ってるの?って感じですよね。

まずキャスティングが良かったと思います。トリトン王のハビエル・バルデムやアースラのメリッサ・マッカーシーはヴィジュアル的にも完璧な仕上がりでした。セバスチャンをダヴィート・ディグス、スカットルをオークワフィナってのも面白くて、二人のラップシーンは劇中最高の瞬間のひとつですよね。

もともとクィアの物語として観ることが出来る『リトル・マーメイド』ですが、今回ロブ・マーシャルが監督を務めたことでその点がさらに強調されましたね。ラストシーンで色んな人魚がいっせいに姿を現すところなんてのもそうですよね。ハリー・ベイリーの今後の活躍がとても楽しみになる良作でした!
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