ぺち

ブラック・スワンのぺちのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

推しの楽曲制作時に参考にされている映画ということもありずっと観なきゃな〜と思ってました、

張り詰めた緊迫感と不穏で暗い空気感が永遠続いていて、
どこにいても息苦しくて胸がずっとざわざわして落ち着かなくて痛くて心臓抑えてたしここから出たいと思ってしまう映画だった、
結構かなり精神的にキツい、手汗やばいし身体熱い、最後の方本格的に追い詰められてニナが精神崩壊してるあたりでこっちも吐きそうになるくらいだった、

早く終わってくれと思うくらい苦しいのにとにかくナタリーポートマンのお芝居が凄すぎて惹きつけられて最後まで観てしまった、
観てるだけで頭がおかしくなりそうなくらいキツいこの役を演じ切ったの凄すぎるしメンタル大丈夫か本当に心配になるレベル、
バレエのシーンも恐ろしいくらいに美しかった、🦢🩰

バレエ経験者でもないし業界のことは何もわからないけれど、
正解のない美しさを比べ合う競争の世界で、役を掴み取るためにみんなが必死で、
そこには計り知れないほどのプレッシャーがあるだろうし、
この映画ほどまでとはいかなくても美しい姿を舞台で魅せてくれているその裏側には、
観客が知り得ないとてつもない血の滲むような努力や互いの感情のぶつかり合いがあるのかなと想像して震える思いがしました、

何かに向かって努力することはもちろん素敵なことだと思うけれど、過剰なまでのプレッシャーに囲まれた環境下に置かれた時に人はそれに耐えられるほど強くなくて、
極限状態まで追い込まれてしまえば盲目的になり自分で自分の首を絞め、身も心も壊れてしまう、弱くて脆い生き物だ、
絵的に最後まで狂気的なくらい美しかったけれど、やっぱりどうしようもなく怖かったです、こんな環境に身を置きたくない、


緊迫した空気感とか圧が画面を飛び越えてこっちまで伝わってきて休めるシーンがないので本当にキツかった、精神的な部分だけでなく指とか背中から血が出たり怪我したり刃物で血が飛び散ったり物理的な痛みの描写で直視できないシーンも結構多くて苦手だった、セクハラもいい加減にしてほしいし、ドロドロの女子同士のやり取りとか、もう観たくはない、
改めて私はこういうジャンルの映画は映画館では観れないなと感じました、😭
(寝る前に見たら全然寝付けないし悪夢みました、皆さんお気をつけて、、🥲)
ぺち

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