前から評価の高さが気になってた本作、評判通りの内容でした！
とはいえ、内容はあまり知らずに鑑賞。日本映画でこんなに、「キーッ！」となるようなレベルの作品ってありましたっけ？グロレベルだとあるんでしょうけど、でんでんの飄々としたキャラがやると余計にゾワッとしてしまった。同じような事件がリアルでまた起きただけに。
金目当ての洗脳→殺人に家族ごと巻き込まれる主人公。序盤の家族に舐められた父親像のくだりとか、巻き込まれる過程とか、ちょっとオーバーながらも有り得そうな事件でなかなかの説得力。グロシーンも強烈で、このストーリーをより印象づけている。でんでんの裏表のあるキャラも良いけど、個人的には黒沢あすかの体当たり演技を評価したい。なんでしょね？ホラーにエロはつきものですが、この人はエラい魅力的でした。相手がでんでんのアンバランスさからかしら？（笑）この二人がこうなるに至ったサブストーリーがあればぜひ見たいコンビ。
しかし、家族って捻れちゃうとこうなっちゃうんですねー。メッセージも伝わらずって感じで、昭和の父親の権威はどこへやらという、いまの家族像にも言及したかのような、割りと深い映画かも。
