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テイキング・オブ・デボラ・ローガンのnodriguezのレビュー・感想・評価

4.2
ドキュメンタリー取材スタッフのミアは、アルツハイマー病の老婦人デボラを取材することになり、デボラの娘サラの協力を得ながらデボラの撮影を開始します。デボラの様子は最初こそ穏やかだったものの、取材を経るうちにどこか狂気じみたものへと変貌し、さらには人間業とは思えないような不可解な現象が起こり始めます。デボラの狂気が限界を超えたとき、取材スタッフたちはとんでもない恐怖に直面するのでした。
アルツハイマー病、あるいはそれ以上の何かを患う老婦人によるホラー映画です。とにかく老婦人が怖すぎます。穏やかなときの表情とおかしいときの表情や雰囲気が明らかに違うため、血も何も出ていないのに「怖ッ!!」と叫んでしまいました。(笑)
またドキュメンタリー取材なので、物語がハンディカメラの視点で進んでいくのも、恐怖がより一層あおられます。終盤は手ブレがひどいので、登場人物と同じように、何が起こっているのか把握できない恐怖を感じました。
老婦人によるビックリのほか、少しだけ痛グロ系のシーンがあるので苦手な人は要注意です。
題材、ストーリー、結末の持って行き方も含めそれなりに楽しかったですが、定点カメラなどを置いていたことを活かして、もう少しデボラによる恐怖シーンがあったらよかったかなと思いました。
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