ラグナロクの足音

若葉のころのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

若葉のころ(2015年製作の映画)
3.9
画面から朝霞の水滴が滴り落ちてくるんじゃないかと思うくらい、ひたすらにみずみずしい初恋慕情アンサンブル。過去と現在、親と子それぞれの甘酸っぱい思い出を行き来し、これでもとぶち込んでくる爽やかカットになんだか終始ドキドキ。ポカリスエットのCMかと錯覚した。不良どもが先生への反抗心からレコードを屋上から投げるところは名シーンといっていいでしょう。そして恋愛の行方に関してはっきりと進展させない幕引きがまたいい。 この頃の子どもたちってちょっとした勘違いで親友を失ったり、そしてそれがまるで世界の終わりのように感じるもんだということを思い出した。まさに青春。にしても台湾はカッコイイ男とか無垢な女性のイメージとか理想的な恋愛感までほとんどジャパンと同じだな。スラムダンクが大人気な理由がよくわかる。
ラグナロクの足音

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