ゴン吉

バリー・リンドンのゴン吉のレビュー・感想・評価

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
4.0
18世紀のヨーㇿッパを舞台に、野心家の貧しい農民の若者の半生を描いた歴史ドラマ。
スタンリー・キューブリック監督の作品。

アイルランドの貧しい農民のバリーは地主の娘でもある従妹に恋を寄せていた。
しかし彼女が軍人の大尉と結婚することになり、大尉に決斗を申し込む。
大尉を銃で撃ってしまったバリーは逃走するが、逃亡中に追剥に会い、持ち金と馬を奪われてしまう。
無一文になったバリーは軍に入隊する。
そこで将校の軍服を盗んで将校のふりをして脱走するが、友軍のプロシア軍にそれがバレて捕まり、スパイとして働くことになる。
やがて賭博師として上流階級の人々と交流するようになる。
そして1773年に未亡人の伯爵夫人と結婚する。
自らも爵位を手に入れようと周囲の人々に金をばらまく一方で、再婚した伯爵夫人の長男とは対立するようになる。
果たしてバリーの運命はいかに?  

バリーの半生を通して中世のアイルランドをはじめとするヨーロッパの様子が描かれています。
野心家の貧しい農民が嘘をついて逃げ回りながらも成り上がっていきます。
豪華な社交界の様子やお城が素敵です。
2部構成からなる3時間の長編歴史絵巻で見応えがありました。
「これはジョージ3世の治世の時代に生き、争った人々の物語 美しい者も醜い者も今は同じ すべてあの世」

BS12で鑑賞(字幕)
ゴン吉

ゴン吉