こしあん

ある戦慄のこしあんのレビュー・感想・評価

ある戦慄(1967年製作の映画)
4.2
タイトルでドスンと胸をつかれた作品。
ちなみに原題は『The Incident』で、“出来事”とか“小事件”とかそんな意味。

この邦題つけた人、センス良すぎ!って思いました。
こんな短い言葉なのに、ものすごい興味をかきたてられるし、ジャケ写の書体も素晴らしい。

そしてタイトル通り、すんごい話。

1960年代の白黒映画なんですけど、それがまた恐怖をあおるというか、良いスパイスになってるんですよね。

ほぼずっと、深夜の電車の中で起こる出来事なんですが、緊迫感・嫌悪感ありすぎて、本当に自分がその車両に乗り合わせているような感覚になり、気がつくと息を止めてたりする。
ガリガリと神経をすり減らされます…。
こんなの絶対、遭遇したくない😨

当時のニューヨークが抱えるさまざまな問題を凝縮して描き、それが見事にまとまった極上のサスペンス映画。

とても不快でイヤな気持ちになるので、体調が良い時に観ましょう😅
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