スペイン🇪🇸アルゼンチン🇦🇷作品に目が無い私にとって、点数甘めになるかもだけど、いやいやとっても素晴らしい作品でした✨
男の友情、父子愛、家族愛、男女のただならぬ愛、様々な愛の形を5日間の出来事として魅せてくれる。
主演はアルゼンチンのスター俳優で『瞳の奥の秘密』『人生スイッチ』等で有名なリカルド・ダリン。
役柄はスペインの舞台俳優で末期の肺癌を宣告されている。抗がん剤治療を拒み自力が尽き果てる日を受け入れる事にした。
この役柄のせいで痩せたのか?わざと髭はボウボウ、髪もところどころに10円ハゲのように見える設定?もしそうなら細やかな演出が凄い。とても弱々しい感じが良く出ていた。
長年の友人役にハビエル・カマラ。『トーク・トゥ・ハー』『バッド・エデュケーション』などペドロ・アルモドバル監督に愛されているスペイン映画界には欠かせない存在の、私の大好きな俳優❤️
まだ53歳なのに、失礼ながら髪は後退してるし、2枚目じゃないし...でも、あの優しい眼差しが母性本能を擽られて胸キュンになる💓表情の一つ一つがとっても良いの、巧いの🌟
やっぱり魅せてくれる俳優の共演は良いですね‼️安心感あるある❣️
内容的に明るい話題じゃないけれど、誰しもが訪れる死に向き合う一人の中年男性とその周りの愛ある人々との触れ合い。
色々と考えさせられる内容で、観終わってしみじみ自分に置き換えて思いを巡らせた。
何一つどこをも切り取れない無駄の無い演出だった。
最後に出てくるカマラのベッドシーン。
最初は唐突な気がして、この部分必要?と思ったけど、何度も何度も観るうちにココは重要なんだと自分なりに納得している。
生あるもの同士が死に向かうものに対してどーしようもない憤りで絡み合う。
生と死の対比...
私の中のBest10入り間違い無し🌟