のんchan

天国からの奇跡ののんchanのネタバレレビュー・内容・結末

天国からの奇跡(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジャケからして清々しい気持ちになれそうと選んだ作品は、なんと奇跡の実話でした🌈

テキサス州に暮らす広い庭に大きな木のあるビーム家は両親と3人娘の5人家族。
週末には教会⛪️に通う敬虔な仲良し家族。
ある日、次女のアンナが吐いて食べれず体調を崩す。医者で診てもらっても特に異常がないと言われる。しかし2週間も治らず痛みは酷くなる一方。
宗教色が強めではあるが、敬虔なクリスチャンの母親クリスティは信じている神に不信感を抱くようになる。そんな矢先、教会で3人の男女から「アンナの体調が悪いのは家族の誰かが悪い事をしているのでは?」と言われてしまい、もう教会へも行くのを止めてしまうのです。

ボストンの名医に予約が取れないままクリスティはアンナと病院へ乗り込んで行く。
なんとか名医のナルコ医師(エウヘニオ・デルベス)から診察を受けるも、難病《偽性腸閉塞》と言われ治しようがないと...

まだ10歳のアンナのお腹は妊婦のように膨れていて痛がります。
可哀想に「ママを悲しませたくないけど、もう限界。もう死にたい。痛みのない天国に行きたい」とまで😭
母親なら変わってあげたいですよね。
 
治らないものの、少し症状が落ち着いて帰宅し、姉に誘われて好きだった木登りをします。すると、アンナが中が空洞になっている10mはある大木から内側に落ちてしまうのです😱
救急車🚑から報道陣まで詰め掛けニュースになる始末。
ところが、救急病院の医師が驚く事を告げます。
「頭から落ちたのに骨が折れていないし、内臓も全く異常がありません。医師になって25年ですがこんなことは初めてです」と不思議がります。

結局それからというもの、お腹はへっこみ、偽性腸閉塞が回復したのです。神懸かりとしか...

これこそが奇跡ですね✨
奇跡=愛情

確かに、アンナの周りには多くの優しい人々に助けられた出来事がありました。
・予約しか受けない病院の受付担当者の好意
・カフェで出逢ったウェイトレスの優しい誘い
・飛行機会社の受付担当の機転でする手書き発行の乗車券
・アンナと同い年位のガン患者の父親の感謝

アンナは木から落ちた時に天国へ一瞬行って来たようです。
もしかしたら、病院の女の子に自分の十字架のペンダントを上げた優しさで、彼女の分まで頑張って生きるように神様が"奇跡"を起こしてくれたのかも知れません。

キリスト教だから!は関係ないでしょう。
人は生を受けて必ず死ぬ生き物。
生きている間、穏やかに人に優しく出来たら自分が嬉しくなりますよね💗そんな積み重ねで人生を謳歌した方が良いに決まってます💞

エンドロールに嘘のように元気なアンナとご家族が映ります🌈

アンナ役の子役は上手でした👏


※関係ないですが、名医役は今話題作の『コーダあいのうた』で面白い音楽講師をやっているエウヘニオ・デルベスでした💫
なんとこの先生もとっても良い先生役でした〜🌟
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