ザリくん

透明人間のザリくんのレビュー・感想・評価

透明人間(2019年製作の映画)
3.5
エイドリアーン!ハイパー束縛夫だったお前は死んだのか?死んでないのか?お前が消えてから誰かに見られてる気がするんだが・・・

哀れな主婦を巻き込むSF比重の低めなSFサスペンス。冒頭はハラハラさせど、前半はホラー展開でジャンプスケア(シーンとした緊張)が多く、映画が透明か?と思う退屈さがあるが、進むに連れサイコスリラーに染められていく構成で面白い。随所にサプライズあり。
オチも自分好みだった。

見えない何かを探すように引きで見渡すようなカメラワーク、
ヒロインが不安に襲われた時の動揺を表現するカメラワーク、
亜人実写化に似たスタイリッシュ戦闘演出、
好み。

以下ネタバレ注意

ZOZOスーツを集合恐怖症殺しみたいに魔改造した光学迷彩装置でプレデター紛いの行為をやっていた。このダサスーツ、ステルス機能だけではなく肉体強化機能もあるように見えた。謎の怪力や異常に移動速度が早いのは透明人間あるある。そのくせ耐久力は低い。銃弾は疎か催涙スプレーも貫通するし。

透明人間がいたんです!信じてください!と言って異常者扱いされるという、ウルトラマンAの北斗隊員のようなベタ問答。

この手の映画あるあるで警察は無能、生きているのに無線で連絡を取らない。
機械工学の天才なのに自殺偽装がこなせる理論がよく分からない。(コントロール下の他人を整形させて歯型を一致させて手首切死体にしたのか?)
そして夫の狂気のストーカー行為が昔から続く理由が不明。兄が黒幕説もあるがそれだと更に理由が意味不明。そして最も理解不能なのがハイテクスーツを手に入れたのに「インビジブル」のような邪な使い方をしなかったこと。いや、隠れてえっちなことしているのかも。
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