ぬまざき

透明人間のぬまざきのネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

とっっても面白かった!ミッドサマーよりも怖かったと思う。2020年、初めて恐怖が勝って映画で泣いた

最近のホラー映画で「怖がらせる」って感覚、お化けが出てきます!とかモンスターが出てきます!とかの路線から変わってきている気がする。本作も透明人間というモンスターがヒャッハ-!!してるよりも「誰にも見られてないことの優位性」と「見えない暴力」について真っ直ぐに切り込んだ感じがした。
たまにいる「それ嘘でしょwww」って認定してくる人たちのその言葉がいかに人を傷つけるのか、加害性を伴うのか映画というコンテンツとして可視化されててよかったなあと思う。

透明人間がいます!襲われています!って言ってもまあ信じてもらえないんですけど、それと地続きとなって「あの人に暴力を振るわれました!」って誰かを摘発するのが難しいって話。女性の描き方が変わったなあと思った。(妊娠させてるところも含めて。男というかねじ曲がった性格の人間が恋人を所有物扱いしてるところとか。「こいつクズだよね、みんな言わなくても分かってるよね」って教えてくるところとか。)

犬が死ななくてよかったです。あと集合体恐怖症の姉がスーツのあのシーンでビビり散らかしていたので集合体恐怖症の人は気をつけた方がいいなあと思いました。
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