imurimuri

劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケールのimurimuriのレビュー・感想・評価

3.8
何の因果か、原作もアニメも見ずにWikiをひと通り読んだだけの状態で鑑賞

まず、壊滅的にキャラクターの私服がダサい!男女もれなくダサい!!
これはTVアニメ時代からの仕様なのか?今年の映画ドラえもんののび太の私服よりもダサい。やばい。
あと途中の鼻唄なに!?声優しっかりしてよやばすぎでしょあの鼻唄、ホラーだったよ

あと単純に、なぜ主人公はARでもあんな超人的な動きができるのか謎すぎた。
不自然な台詞や会話はまぁこういうラノベ系アニメの特質というかまぁそれは仕方ないとして、どうも主人公の現実の肉体での強さに納得できる裏付けというか説得力がない気がした。

とはいえ、節々の大事なところで重要な問題提起をしている作品でもあった。
目立つ奴だけ、有能な奴だけに注目して、その他大勢を軽んじていいのかという、痛烈な叫びがあった。
リア充の陰には、その他大勢の非リアの生活がある、彼らにも彼らなりの領域と幸せがあるんだという、当たり前なんだけど忘れられがちな大切な事実を訴える力があった。
あと、バトルシーンは確かにすごくて、ラストバトルのスピード感と迫力はやばかった。
バトルの満足感はともかく、スピード感だけならナルトvsペインやヱヴァ破、フリクリのバトルシーンを上回る勢いがあった。
そのシーンは確かなカタルシスを感じられ、これまでの原作やアニメを知らない人間でも充分楽しむことができる内容だったと思う。
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