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ペンギン・ハイウェイのimurimuriのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
4.9
「陽なたのアオシグレ」の石田監督だからつまらないわけがないんだけど、やっぱり最高に面白かったわ。
この作品は別段何も難解な部分はないんだけど、SFとかファンタジーの構文に慣れ親しんでいる人じゃないともしかしたら「難しい」とか「よくわからん」とかの反応になるのかもしれんと思った。たぶん「輪るピングドラム」とかの幾原邦彦の作品を「わからない」と投げるタイプの人には、確かにこの作品は「わからない」んだと思う。


一番よかったシーンは、夜のベッドに突然妹が泣きながらやってきて、その理由をアオヤマくんが自ずから悟った瞬間とその前後。自分でもよくわからんが思わず震えた。このシーンがあるのとないとでは最後まで映画を見たときの印象は全く違うものになってたと思う。


つまらないシーンが一つもなく、最初から最後までとにかくかなり最高だったので、もう何度かは劇場で観たい。
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