昼行灯

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの昼行灯のレビュー・感想・評価

4.0
物心つくかつかないかの頃から見ているシリーズの新作を、まさか令和時代に見られるとは。

齢80手前で流石にくたびれてきたハリソン・フォードだが、あの帽子ひとつで一瞬でインディに。「こちとら足にボルト入ってんだぞ!」と文句タラタラながら、カーチェイスから銃撃戦まで、矢継ぎ早にこなしていく。殴り合いこそ減ったものの、しっかりアドベンチャーしているのは嬉しい限り。

ツッコミどころは多いし、キテレツ大百科みたいな展開には少なからず面食らったものの、歴史という壮大な"時間"と、インディが過ごしてきた個人的な"時間"とが交錯するプロットは、最終作としては悪くない選択だったと思える。着地は少し乱暴だが、美しくて粋な幕引き。感慨深い。
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