フェミ研ゼミ

3月のライオン 前編のフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)
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原作のファンです。
鼻水が垂れるほどに泣いた漫画でもあります。

何でわたしが泣いてるのかわからない。
誰にどんな想いをはせたのかもわからないけどみんなをみてたら涙とまらないんだよ。
なんて優しい群像劇なんだよ。おい。


頑張るしかなかった人たちがいて、
頑張れなかった人もいて、

それぞれ居場所を求めていただけなのに。
だから、
ここにいていいんだよ。
って言葉が嬉しくてでもそんなに簡単に信じられなくて泣けてしまう。
美味しい卵焼きも、タッパーにしまった惣菜も全部本物なのにまだ信じられない。
恋をしているみたいだった。



そして、映画の中の神木くんがすごくすきだった。

後ろから抱きしめたかった。
抱きしめても彼の孤独感は消えることはないってわかっていても抱きしめたかった。
彼を救えるのはそんなものじゃないはずなのにわたしは抱きしめたくてしかなかった。
そして、ヌイグルミを抱くみたいにわたしを抱きしめていいんだよと言いたかった。

男女なんて邪魔だからわたしはヌイグルミになりたかった。
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