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オールド・ジョイのyksijokiのレビュー・感想・評価

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)
3.7
旧友とイヌと久々に1泊2日のキャンプに行き、風呂入ってビール飲んでチルするだけ。だけなのに何か良い。ヨラテンゴが絶妙に眠気を誘う。ラジオが現実を伝えて、2人のややすれ違いながら共鳴するオフビート感が素敵。ここをキャンプ地とする的展開あり〼

子供がもうすぐできることを自分を縛り付けると表現するカートと、何だかずっと浮かばれない顔をしているマーク。ヒッピー的な自由人のカートと、しっかり者で地元に貢献しているマーク。徒歩でうろついて浮浪者に小銭を恵んであげるカートと、奥さんからの電話は絶対出るマーク。お互いのパーソナリティや環境の違いはあれど、風呂入ってる間に見える自然の風景は同じ。

マークの顔がずっと焦点合ってなくて不安だった。カートとは疎遠になるってのをわかってたからなのか、親になることに対してなのか、社会に対する絶望からなのかそのへんが読み解けなかったけどまぁいいや。

イヌがめちゃいい味出してる。いなかったらキツかったかも。

温泉に浸かる2人が最高すぎた。あんなんハッパなくても飛んじゃう。

ちょいちょい犬を置き去りにするのがちょっと、ワンちゃんも水浴びさせて欲しかった。


悲しみは使い古した喜び

キャスト★3.7
ストーリー★3.2
プロット★3.3
バイブス★3.4
演出★4.1
映像★3.9
音楽★4.0
全体★3.7
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