小雨

ドラゴン・タトゥーの女の小雨のレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.4
職場のなかのよいひとにすすめられて。
身内が原作を読んでいたので作品としての存在は知っていたけれど、総じてひとつも触れてはこなかった。

本格的な推理小説としての枠組みには心躍るものがあるし、フィンチャーが監督なので多少の派手さも感じる、のにちょっとネガティブな感想ばかりが浮かんでしまうのは登場人物(男性)がのきなみ不快な変態野郎であることと、恋愛模様がどちらに転んでも眉をひそめたくなってしまう様相だからなのだと思う。
原作ならもっとこの設定と展開(事件とは関わりのない)に説得力を持たせているのだろうか。
おもしろいだけに様々ひっかかってしまう点があって残念だった。そこがいいのかもしれないけれど。
あとは性暴力の描写がつらい。リズベットがつよいから救いがあるようなものの、やっぱり見たくない。
小雨

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