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ドラゴン・タトゥーの女のtmcてむしーのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
4.3
「力作」そのもの。
昔すごく流行ったけど、その時は全く興味がなくて(というかタイトルとパッケージ的に、ハードボイルドサスペンスなのかと勘違いしていた。(007のせいもある。笑)
改めて見て引き込まれました。


ストーリー
記者のミカエル(ダニエル・クレイグ)はとある大物のスクープを自社雑誌に掲載し、名誉毀損で負け、貯金の全てを失うことになった。
そんな折、ミカエルに破格の依頼が舞い込む。
それは、ヴァンゲル家のタブーであるハリエット・ヴァンゲルの死の真相を解き明かすことだった。
ミカエルは依頼を承諾し、調査を始める。
フリーの天才ハッカーリスベット(ルーニー・マーラ)の協力を得て、ミカエルは真相を突き止める。


ドラゴンタトゥーの女(リスベット)役は、キャロルのルーニー・マーラ
だいぶ雰囲気が変わっていて、気まぐれでクレイジーな猫みたい。
男性恐怖症っぽく見えたのですが、ミカエルにはとても懐いていて可愛い。
2人のバディな感じ、優しい雇い主と懐いている助手…って感じが好きだったので
男女関係になった時はちょっとげんなり。
でもリスベットはこれが愛情表現というか、気持ちを伝える手段って思ってそう。

ストーリーは正直、誰が誰やら??と思ってしまう。
真相はわかったけど、ヴァンゲル家の家系図がややこしすぎる上に、私は外人を見分ける能力が極端に低い。
なので犯行現場が家だったのは助かりました。良かった。
現場といえば、ロケ地が良い。
私は北国生まれなので、雪景色に惹かれる。
雪深いところに来ると、なんでこんなとこ住んでんの!?とか思うよね…わかる…笑
冬の空気が画面からピリピリ溢れてくるみたいで、懐かしい気持ちになりました。

聖書、ナチ、スウェーデンの文化などの知識を持っていればもっと楽しめたのかなと感じました。リベンジしたいです。