このレビューはネタバレを含みます
フィンチャーグレイタトゥー有り
2012年7月25日 15時15分レビュー
ソニー・コロンビア・MGM提供。
アカデミー編集賞受賞。監督デビィッドフィンチャー。
猟奇ミステリーを得意とした作風で作品を重ねてきたデビッドフィンチャー監督。
「エイリアン3」の大役をつとめた後
なんてことない残忍ミステリー仕掛けの映画を連発し撮りあげてきました。
ある日それは奇妙なだいどんでんプレゼント「ゲーム」
部屋の秘密は覗きと侵入「パニックルーム」
ブラピの素晴らしき死体めぐり「セブン」
フィンチャーフィルムを象徴するかのようなタイトル。迷宮殺人鬼で記者、時をかける「ゾディアック」
これら作品はわたしは、正直あまり肌にあってません。
「ゲーム」「セブン」はまあ好きな方ですが、これらフィンチャーフィルムは、全然面白いとは思えず、
ひたすらB級的物語を
懸命に引き伸ばした作品に私は見えてきました。
なんで本来の得意ジャンルなフィンチャーミステリーはあんまり好きじゃありません。というより、無理に長いなぁという印象でありました。
私が最高傑作と踏んでるフィンチャーは
こういう青春退廃ドラマばかり表現してほしいと思っている本作。
殴り倒した倒したい、自己破壊的快楽の幻想「ファイトクラブ」
そして素晴らしさがやっぱり爆発した
実在人物を極めてフィクションに冷淡企業で、起業青春する
私は冷静にパソコンで殴り、友好という名の友達傷つけあいカンパニー物語
「ソーシャルネットワーク」
これこそ私が見たかったフィンチャー作品だなぁと溜飲が下がったものだった。
スピード撮影のように「ソーシャルネットワーク」からリメイク作品に着手したニュース。灰色のシンプルカッコイいポスターワーク。元ネタ3部作の流布、評判
公開後の割合はやい公開終了、三週間くらい?あと映画は二時間主義に反する、160分という長さ。
というフィンチャーをめぐる出会い背景といくつかの本作を巡る気になってる点をカンガミ見にいきませんでした。
マエフリ長いですが、ソニーDVD新作レンタル鑑賞です。
やっぱり劇場に行かなくて良かったぁ。
いや、面白かったんです。本作のカメラアイ的ナイスガイ主役に
ダニエルグレイグ
リスペットのアカデミーノミネートも納得のルーニーマーラーの猟奇な彼女も本当に素晴らしかった。あの無機質なつめたーい少女、心に凶器ありのあの姿。
しかし
物語は意図も簡単に台詞で片付けられ
その描写正直、DVD未使用カッツでつけたせばいいんちゃう?
という
私にとっては長さを感じる瞬間が満載で
非常に退屈に感じる瞬間と
非常にのめり込む瞬間がないまぜになった
やっぱり「ゾディアック」の時と同じ印象のいつものフィンチャーが見え隠れしたように思います。
事件とキャラクター描写
事件がズバズバと行動と台詞ですすんでいきますが、台詞と名前の一致にもなかなかついていけないミステリー嫌いの私の遅い頭にはなかなかのハードな事件進捗を
少ない、素早い間、カッツで片付ける所に時折、ついていけてないもどかしさすら感じます。
それゆえ事件ミステリーよりキャラクターの暴力性は浮き立った良さが立ち上がりますが
私は二時間越えてからが、アンマリでした。
なんでこの事件はまあハラハラモしない、すんなり進んでいくのを見つめていた印象で
それよりキャラクターに魅力的な暴力が好印象な映画に見えてしまいます。
なんで何がいいたいかというと
事件と
キャラクターのバランスと
事件があまりにもハラハラに展開しない点がシンクロしない原因だったのかなと分析。
情報を小出しに出して人を操る二時間ミステリーと正直物語的に変わりない映画なんですが、それを進める主役がリスペットというちょい過激な美女というだけで
見終わると
ハラハラしたのはキャラクターである。
事件にはあーそんなこと複雑人間関係であったよねー的な感じで駆け引きも、起こるハプニングも、素早いミステリー進捗フィンチャーカッツに流され私にはただ長い猟奇ミステリーにしか見えなかったのでした。静観した感じ。心はのらず、、。
まあ3部作の権利フィンチャー持ってるそうですけど、とにかく長い映画止めてほしいなぁ、もっと人間ドラマとって欲しいなぁ。
あ、あとこれ、べたぼめ!
タイトルバックがムチャクチャカッコイいです。
「ファイトクラブ」同様素晴らしく作風全体を醸す雰囲気とグレーな破壊
ダニエルグレーな破壊 映像素晴らしい
という事で
ミステリー映画好きは必見かも?グロありなんで宜しくお願いします
さて
フィンチャーが描く
ドラゴンタトゥー有りの
とある一家の秘密のクロニクル
よくある題材をフィンチャーグレーにしたてた
ミレニアム刺青ありのフィンチャーグレー
是非ご覧ください。