Punisher田中

オクジャ okjaのPunisher田中のレビュー・感想・評価

オクジャ okja(2017年製作の映画)
4.2
結論。ポン・ジュノ監督は神。

あらすじは、全世界の食糧難を解決するため、アメリカの大企業ホランドを経営するルーシー・ミランドは、極秘裏にブタの品種改良に乗り出していた。
そして数ある開発されたブタのうちに美しいブタを26匹選び、世界中の選ばれた農家にブタを育成してもらい10年後にコンペティションをNYで行うという企画がされていた。その企画の中の一匹であるブタを山の奥深くにある村に住む娘ミジャに預け、ミジャと村の長老はそのブタを「オクジャ」と名付け、可愛がりながら育てていた。
しかし、オクジャが成長するとミランド社の人間によって、ニューヨークの本社へ輸送されてコンペティションに出されてしまうのを知ったミジャはオクジャを取り戻すために海を渡り、山奥から冒険に飛び出す。というお話し。

この話、割と重い....自分達が様々な生き物の命を摘むことによって生かされているということに改めて気付かされた。そしてその命にはどれも自我があるのは当たり前のこと、様式は違えどきちんとした生活や生があることを考えさせられた。この映画はただの心温まるような動物との仲良しムービーで終わらない。見た後に30分くらいは考えさせられた。今もまだ考えさせられている。
ただ、これだけははっきりしている。
当たり前だが、命や食べ物を粗末にしてはいけないということ。
みなさんは、命や食べ物を粗末にしてはいませんか?