このレビューはネタバレを含みます
営利目的の大企業の体質を強烈に皮肉った大傑作！わたくしはオクジャを観たい為にnetFelixに入会(^-^)
しかし怪獣オクジャの実に良く出来てる事！柔らかな動き、巨大な体には小さな瞳、そして象のようなガサガサした肌。
アメリカ大企業が遺伝子組み替えを行ってないと言いながら行って巨大化遺伝子を持つスーパーピッグ「オクジャ」
韓国の山奥でミジャと言う少女と共に、10年と言う期間限定で預けられたオクジャ。ホントに新緑深い超ど田舎で自然とミジャ、そしてオクジャのコラボはホントに美しい。自分の家は残念ながら4kテレビではないが、これから視聴予定の方は是非！4kテレビで視聴してみてください。
圧倒されます。
ミジャとオクジャの期限付き飼育も終わりニューヨークに連れてかれるオクジャ。ニューヨークに連れて行かれれば行く末は分かっている。食肉用として屠殺される運命だと言うことを。
オクジャのニューヨーク行きを阻止する動物保護団体を後ろ盾にミジャの奮闘が始まる。ソウルの地下街を走り回るオクジャの姿には笑えたが、ただの怪獣映画で終わる事無く、しっかりと資本主義批判、営利目的の大企業に対する皮肉も散りばめ、映画「いのちの食べ方」でも出てた薄暗い部屋で餌を与え続け、無理やり太らせた牛さんをベルトコンベアで淡々と屠殺して食肉加工されるスーパーピッグ。
本作はR15らしいが是非、親子で観て欲しい映画でした。
これを劇場公開せずnetFelix限定なんて
＿|￣|○
さりげなく色んな皮肉が散りばめられて、なおかつミジャとオクジャの親子にも似た愛も感じられた素晴らしい映画でした。
最後、オクジャがミジャの耳元でささやく姿、たぶん「助けてくれてありがとう」かな？
今もミジャが「オクジャ〜！」と呼ぶ声が耳に残ってます。
