みい太郎

オクジャ okjaのみい太郎のレビュー・感想・評価

オクジャ okja(2017年製作の映画)
3.9
コレをやっぱり諦められなくて
Netflixにとうとう入会。

やっぱり観て良かった。
バリバリ好みのファンタジー
大事な事はお忘れなくの
大好きなポン監督❤️

あまりにも切望しすぎ
期待しすぎての鑑賞なのでハードル上がってるけど…(苦笑)
充分楽しめました。
なんで長文失礼f^_^;

皆さん書かれてますが色んな問題やオマージュなんかをあからさまにf^_^;?ランダムに入れてらっしゃいます。
食物不足を解消すべく開発された大豚サンオクジャとその大豚を自然飼育で10年育てた爺ちゃんと山に住むミジャ。ふたりの世界観がリアルジブリでまるでトトロとメイ。あー気持ち良さそう。
風も水も空気も…
色も良過ぎで綺麗な森の風景。
こりゃあ映画館で流さないのは勿体ない。

Netflixってお金あるんだなあと感心するくらいデティールにもお金かかっている。

そして作中でてくる韓国俳優のメンツも「監督っ、解ってらしゃるうーっ」と揉み手で近付いて行きそうになる(苦笑)
爺ちゃんもアジョシも。
最近推しメンのウシクが出ていてチョー上がったよ。彼女のアクションも好きだったし、目の上の腫れも納得。
上手いんだよなー。配役が。

あとジェイクの芝居に痺れた。
あの役二度見したもんf^_^;
別人だもんなあ…。
「ウォーキング・デッド」のスティーブンも重要な役で出ていてなぜか嬉しかったりした。

監督の問いかけ方。

私は美味しそうな牛や豚の肉の塊を観て微笑むお肉大好き派だし新鮮な鯵のお造りやタコの踊り食いを動く事に抵抗なく美味しいと思ってしまうし、挙げ句の果てには水族館の中にいる美味魚をみて美味しそうと思わず口に出しちゃう人間。

前半でオクジャに知恵も愛情もユーモアもある感情動物の表現。
元を辿れば私が微笑む肉の塊とオクジャの違いはそこまで大きくない。
私は酷い人?

逆に可哀想と言って動物愛護団体のアメリカ人達の行動。自分の思想の押し付けを正義と運動する。
この世は養豚や精肉小売業を生業にしている人間が沢山いて、辛い所だが動物実験のお陰で新薬の恩恵を貰えてる。
その人たちは正しくない人?

すべては人間の欲や業で…

インパラを襲って食べるライオンと元は同じ理論のはずなんだけど…

生きるために殺す。

と、言うことを思い出させられます。今の時代それを実感する機会が有難いことに省いてもらえてる。でも綺麗事では誤魔化せ無い真実。

ラストに向かってグロテスクなシーンを置きいの、救いがあるので…甘いという声もございますが…
本当は何も救えて無いけど…
心を交わしたミジャとオクジャは見逃すしーっ。という救いを落としてくれてる監督のまとめ方も好き。
だってファンタジーなんだから(笑)

私が出来ることはー
せめて食べる為に買ったお肉や魚や野菜を(野菜も収穫の時人間には聞こえない周波数で声だしているって苦笑)無駄なくキチンと適切な量を作って身体に取り込ませてもらう事しかないなあ。ゴミをなるべく出さずに…

屠殺のシーンがちょっとエグいからR15なんかなあ。
大事だけどなあ。
R15じゃなくてもなあ…
オクジャが可愛いからこそ…
人間の執着の有無ではなく…
観せた方がいいけどなあ…
監督の問いかけを。

なあんて事を思いながらエンドロールを観てました。
みい太郎

みい太郎