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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツの8のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

レイ本人がピアノ以外の武器は話術だけというように劇中の描かれ方もおそらく実際の人間像も天才的な閃きがあるわけでも大物の器でもなくて、それでも兄弟のビジネスをかぎつけて奪い取り拡大していくことができたのはギラついた執念と覚悟を絶対に手放さなかったから、そうおもうとあのMのロゴが資本主義を語りかけてくるように思える 兄弟が新たにはじめたビジネスビッグMは数年で廃業したように競争社会は喰うか喰われるかの世界であることは分かるにせよ人を不幸にし苦しめてまで何かを成すことの意味がわたしにはやっぱりわからなかった
初めてゴールデンアーチを見たレイの魅入られた顔を黄色く照らすマクドナルドの店、そこから自宅や映画館、兄弟の事務所のシーンとつづけて黄色の照明が印象的で、ゴールデン、金色、マネーと連想ゲームしてしまいます
ラストシーンは自身のビジネスについてのスピーチを練習するレイが暫し鏡を見て瞳を揺らし部屋を後にする終わり方なもののすぐさまレイ・クロックの本人映像になりテカテカとしたえびす顔でマクドナルドはアメリカっぽい響きだ耳に心地いいなどとはなす演出には皮肉をかんじました

→以下は引用メモ
モーテルで自己啓発書の朗読レコードを聞くシーンが登場する。これは、ノーマン・ビンセント・ピールのベストセラー「積極的考え方の力」だが、ビンセント・ピールはドナルド・トランプ米大統領が唯一の「師匠」として仰いでいる人物
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