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ウインド・リバーのjun2kmのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.5
アメリカのワイオミングの先住民保留地を舞台にした、おぞましい事件の顛末。
これは映画の話し、ですよね。
見たくないものを次々と見せられた感じです。
あんなに銃があふれている土地がほんとにあるんだろうか。平和ボケと言われようが、信じたくない。日本では想像できない、民間人の民間人への発砲による解決…。
ネイティブアメリカンを閉じ込めた不毛の土地だからこそ起こりうる事件、というわけか。そんなバカな。
「君は戦った。だから生き延びた」
ジェレミー・レナーさん演じる自然保護員?が、エリザベス・オルセンさん演じるFBI捜査官に語っていました。そのオルセンさんも無傷ではなく凍傷で脚を失ったようにも見えました…。
これは映画の話し…。そう信じたいです。
先住民問題を主題のひとつにしているのですが、それより何より、銃社会に住んでなくてよかった、としか言いようのない感想です。
あまりに遠い場所での話を傍観するしかない無力感。見終わってしばらくたつのに、心がゾワゾワして全然落ち着きませんよ!
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