原作の漫画は未読でございます。それが良かったのか・・・。いやこの作品そのものが非常に素晴らしかった・・・それだけなのかもしれません。まさかこんなに楽しませていただけるとは思いもよりませんでした。
若手ながらも幅広い演技をみせてくれる菅田さんはじめ、竹内さん、千葉さん、鈴木さん、志尊さんといった東映特撮ヒーローご出身の俳優さん達が多く出演されておりますのでずっと気になっていた今作です。加えて仮面ライダーの劇場版ご出演経験のある木村さんや、帝一のクラス担任にもライダーシリーズに絡むあのお方が・・・。
旬な俳優さん出演とあり劇場内は女子で埋め尽くされると予想され、オッサン一人では行き辛いと思いレンタル待ちとしていましたが、フォローワまりこ様に背中を押され本日思い切って劇場に足を運びました。予想通り女子で埋め尽くされておりましたがw、原作ファンと思われる男性陣も結構いらっしゃり、気まずさ感は無かったので一安心でございました。
帝一が自分の国を作るため総理大臣になる事を夢見て、その為に名門海帝高校に入学し生徒会長を目指すといった内容。何故彼は自分の国を作りたいと思っているのか・・・・。何とも純粋であるその理由に帝一が一途な人間だという事が分かります。そして生徒会長を目指すため吉田さん演じる父との親子関係、光明とは絆、弾は友情、東郷とはある意味ライバルであり、それぞれのキャラと帝一の絡みが兎に角面白い内容に仕上がっておりました。特に帝一と東郷の格闘シーンは必見でございます。あんなにショボイ格闘シーンは観た事がありませんｗ 唯一永野芽郁さん演じる帝一の彼女美美子との、美美子自宅で複数あったやり取りは必要なのか？と思いましたが、帝一の素晴らしいwファッションセンスを堪能できましたので良しとしたいと思います。
菅田さんは勿論ですが、弾を演じる竹内さんの演技も素晴らしかったです。が、個人的には東郷菊馬を演じた野村さんが一番良かったです。彼も菅田さん同様幅広い演技が出来る若手俳優さんだと思います。
吉田さん演じる父と帝一のテスト採点の場面はオッサンの私でもクスリとしてしまう内容でしたが、場内に居た女子たちには大変ウケていました。そして場内に響く彼女たちの笑い声がとても愛おしかったです。映画館でそんな笑い声を聞くことは滅多にございませんのでとても新鮮でした。そんなこんなも含めてこのスコアと致します。
