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フィッシュマンの涙のmasudasantaroのレビュー・感想・評価

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)
3.5
ある治験バイトに参加した若者が、薬の副作用で半魚人になってしまう。

ワケありの恋人や駆け出しのジャーナリスト、人権派の弁護士、お金にうるさい父親といった、少しくせのある人物らと、その事実を隠蔽しようとした製薬会社の闇を暴こうと奮闘する。

韓国の(大きく言えば人間の)どうしようもないエゴを風刺した、なかなかシュールな作品だった。

みんな誰もが自分が何者かを求めながら、悩みながら生きている。
その自分を確立するものが、お金であったり、名声だったり、学歴であったり、ジャーナリズムであったり、そして半魚人であることだったり・・・。

クライマックスが用意されたような映画ではなく、淡々と話が進んでいく映画でしたが、面白い映画でした。
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