シェパード大槻

田園に死すのシェパード大槻のレビュー・感想・評価

田園に死す(1974年製作の映画)
5.0
赤。昔の東洋の貧しくて汚いかんじの色気。
ずっと調和を壊すことは美のいちジャンルだ!
バーでタバコ吸うシーンの会話、子供時代を大事にする夢に生きている人と、ポートフォリオや成功をコレクションする現実に生きている人(言い換えるなら過去を大事にしている人と未来を大事にしている人)の平行線。
自分ならなんでも晒されている昔の田舎の村は超嫌だけどその代償としてむきだしの人間の姿とか汚さや狂気がもつドキドキ感しっとり感あるなと思う。
大人の必死さと子供の豊かさは全く別の環世界をもつだろうし行ったり来たりはできないんだろうな。
過去は超美しく且つ恥みたいな気持ち悪さあるけどそれが虚構なんて耐えられない しかし半虚構だからこそ よい。
visual。純粋ってイメージをなんか持った。(三上寛のアルミ缶の上にある蜜柑🍊)新宿と青森には魅力がある。