電車の車窓から見える家に思いを馳せるというのは、実際やってしまうし、どんな展開になるのかなとドーンと広がりも期待する。
映画自体は「えっ！あなたってそんなに人気なの？」とギューンと縮まる感じはある。まあ、サスペンス映画の犯人が絞られていくとすればそなりに楽しめる。
別な見方すればエミリー・ブラント、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・ベネットと三名の旬な女優さんが勢揃い。それぞれの恐い女、優しき家庭人、エロい女のこの役者さんならコレだよなぁの演技見本市として楽しめる。
エミリーさんのJホラーに迫る恐怖の佇まいは絶品だし、レベッカさんのアクションのない普通の人の振る舞いは新鮮だし、ヘンリーさんの全裸から男を誘う視線までエロ全開はやっぱりなの安定感。
それぞれが自然というより「芝居」を見せられてる感は強いが、それはマイナスなことでなく、役者すげえなぁと思わせる。
