個人的にはドツボ。
ジョーズに次ぐサメ映画の傑作だと思う。ハードル上げすぎ…笑
シャークネイドやシャークトパスみたいなバカ映画も最高なんだけど、サメ単体だってめちゃくちゃ怖く出来るんだぜという製作陣の意気込みが溢れてる。
例えば揚々とサーフィンしてる主人公。軽快な音楽がかかって波乗りを楽しむが、カメラが動いて海の中に入ると、途端に全ての音が止み水中の自然音しか聞こえなくなる。こういう演出の端々で、サメが現れる前の段階からしっかりと海が人間のテリトリーでないことを暗示させて不安を掻き立てる。素晴らしい。
波に飲まれて岩礁に体打ち付け水中を吹き飛ぶシーンはほんとうにどうやって撮ってるのか分からないほどリアル。
主人公の彼女もいい、医大生というキャラもあり恐怖で取り乱しても冷静な思考は見失わない。テキパキと生き延びる術を模索する姿勢がかっこいい。
最後までアイデアに満ちた映画だった。
