2つの時代をまったく違う演出で見せる手法が面白かったです。
特に1927年を描いたサイレント映画風パートの作り込みは気合が入っていて、演技の仕方にもこだわっていることが感じられました。
ただ、難しい話ではないのですが、やや煩雑な部分があるため、話を追うことばかりに意識が行ってしまった結果、肝心の驚きが薄い印象になって残念でした(僕の理解力が至らなかったというのは大いにあると思います…)。
ある人物が1人2役をやっていることも、混乱を招く要因のひとつではないでしょうか。いや、これもひとえに僕が登場人物の名前をまったく覚えられない人間だということが原因かもしれませんが…。