ワンダーストラックの作品情報・感想・評価

ワンダーストラック2017年製作の映画)

Wonderstruck

上映日:2018年04月06日

製作国:

上映時間:117分

3.5

あらすじ

1977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くし、おばさんに預けられる少年ベン。実父を知らないベンは、母の遺品から父のある手がかりを見つける。その50年前の1927年、ニュージャージー。両親が離婚し、厳格な父に育てられる聴覚障害のある少女ローズは、いつも孤独だった。憧れの女優リリアン・メイヒューの記事をこっそり集めたスクラップブックがローズの宝物。ある日、ベンは会ったことのない父を探して、ローズは憧…

1977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くし、おばさんに預けられる少年ベン。実父を知らないベンは、母の遺品から父のある手がかりを見つける。その50年前の1927年、ニュージャージー。両親が離婚し、厳格な父に育てられる聴覚障害のある少女ローズは、いつも孤独だった。憧れの女優リリアン・メイヒューの記事をこっそり集めたスクラップブックがローズの宝物。ある日、ベンは会ったことのない父を探して、ローズは憧れの女優に会うために、それぞれニューヨークへと向かう。異なる時代に生きた2人の物語はやがて謎めいた因縁で結びつけられ、ひとつになっていく――。

「ワンダーストラック」に投稿された感想・評価

kaorui

kaoruiの感想・評価

4.0
少女のシーンが飛び抜けて美しい。
モノクロで、トーキー前夜の甘く懐かしくそして切ない温度感を再現する。
劇中に映画館が登場するけれど、耳の聞こえない彼女の孤独を優しく埋めてくれる場所だ。サイレント映画は彼女の世界だ。トーキー作品登場の貼り紙は彼女にとって唯一の場所への扉が閉じてしまう残酷な宣告書だ。佇む少女。それをきっかけに母親に逢いに行くことを決意させる一連のシーケンスはとても哀しい。

一方少年はファンクでサイケな時代を彷徨う。若造だったボウイがジギースターダストを歌う時代だ。
博物館、ジオラマなど学芸的文化の香りに包まれる迷宮を、混じり合うことのない時間の中、二人は彷徨う。隕石を通してシンクロし、それは二人の見上げる夜空に流れる。
真っ暗な画面にスターダストが流れるのだ。
midimidi

midimidiの感想・評価

4.0
まだ世界にネットもスマホも無く、物理的に会うか、郵便か電話で連絡するしかなかった時代に、ひとが求める相手と出会い、つながり、居場所を得るということのかけがえのなさを描いた、美しい寓話のような物語。

ストーリーは謎解き要素はあるけれどシンプルで素直で、心にすとんと落ちてくる。
聴覚が失われた登場人物が複数出てくるので、コミュニケーションをとるためのさまざまなもどかしさや努力が描かれる。でも、そのもどかしさは、聴覚があったとしても、コミュニケーションの手段が豊富にあったとしても同じこと。ひとと理解し合うのはいつだって大変だ。

映像はワンカットごとに写真集を見るような視覚的快感があり、1927年と1977年のニューヨークに連れて行ってもらえた、って見たこともないんだけど、なんだかノスタルジックな気分になった。

終盤、ジオラマのニューヨークの上を散歩しながら物語の謎を解き明かしていくシーンは胸がしめつけられる。

レビューの評価は割れていたけど、私にとっては大好きな映画となった。映画館で観て良かった。
イシ

イシの感想・評価

-
最初さ、女の子がサイレント映画の女優にあこがれてスクラップまでしてる理由が、聾でもサイレント映画だったら動きで物語がわかるし、字が読めたら字幕もみれるし、映画館へ行けば厳しい父親から逃れられる。だから唯一夢を見られる世界がサイレント映画のなかなんだ、という理由なのかって思って「ああそんな想像力が発揮されてるなんてすごい、ほんとうにそれでリリアン・ギッシュにあこがれてた女の子が当時いたかもしれないすごい」ってわりと感激しながら見てたんだけど違ったよねーーーーーーーーーーすっげーーーふっつーーーーーーーーーーーーのてんかいになったよねーーーーーーちょーーーーーーーーーしょっくーーーーーーーーーーーーーーーーーーありえねーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

あとはもう細かいところが気になって仕方なかった。
トッド・ヘインズはやっとサークかぶれからは脱したのかなと思ったらサイレント映画とバック・トゥ・ザ・フューチャーとスピルバーグと最後はスターウォーズで男の子のほうの舞台設定は70年代ってあなた典型的シネフィルから何も脱してねえじゃねえか私が言うのもなんですけど!!

あとデヴィッド・ボウイ超関係ねえええええええええ

あああああ

誰か脚本まともに書けるやついねえのかよ私が言うのは本当になんなんですけど! 面白い新作見せろや!!!
mg

mgの感想・評価

2.0
驚くほどつまらない・・・
2時間無駄にしたって思う位に。
聾者のローズのシーンはサイレント映画みたいになっててなるほどと思ったけど。
2つの時代をまったく違う演出で見せる手法が面白かったです。

特に1927年を描いたサイレント映画風パートの作り込みは気合が入っていて、演技の仕方にもこだわっていることが感じられました。

ただ、難しい話ではないのですが、やや煩雑な部分があるため、話を追うことばかりに意識が行ってしまった結果、肝心の驚きが薄い印象になって残念でした(僕の理解力が至らなかったというのは大いにあると思います…)。

ある人物が1人2役をやっていることも、混乱を招く要因のひとつではないでしょうか。いや、これもひとえに僕が登場人物の名前をまったく覚えられない人間だということが原因かもしれませんが…。
mariko

marikoの感想・評価

3.5
画面がきらきらしてる。
新しい本を開いたとき、見たことのないものをを見たとき、子供の頃のそんなワクワク感を思い出した。

このレビューはネタバレを含みます

終盤は良かったものの、

途中まで台詞も少なく、
とてつもなく退屈。

博物館での撮影はワクワクします。
時間軸が違う話が平行して展開する。とにかく見辛い。
そして致命的なほど、どちらも軸の話も面白くない。
帰りたくなった。

このレビューはネタバレを含みます

白黒映像とベンのいる時間とを行き来しながらゆっくりと進んでいく感じだった。特に魔法などはないけれど素敵なことが起きるのが人生かもしれない。

耳が聞こえていないことは見た目だけだと分からない。

狼のイメージの変化。

もういない人の存在を思い出すあるいは想像し、感じること。今そばにいるfriend。
まとめての鑑賞記録

楽しめたのですが、期待度が高過ぎました。
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