ワンダーストラックの作品情報・感想・評価・動画配信

『ワンダーストラック』に投稿された感想・評価

1927年と1977年。
50年間の時を越えて聾唖の少女ローズと、事故によって耳が聞こえなくなったベン。

お互いの間を行き来しながら、繋がりが見えてくる。

77年はカラーだが、27年になるとモノクロになる。
このカラーの違いが実に美しい映像を引き出す。

トッド・ヘインズの画と色に対するこだわりはやはりすごい。

ただし大きな感動だとか、そういう面で見るのではない後味。
むしろ淡々と終わっていくので、そこはあっさりすぎたかなと。
na

naの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ローズとベンの話が平行線で進んでいくんだけどあまりにも関わりが無さすぎてこれどう繋がるの…?とワクワクしながら見ていたら小さな点が少しずつ繋がっていって大きな一つの絵になるので大感動の映画。

ローズの両親はきつかったけど、ベンの周りには良い人がたくさんいてよかった。
HarryT

HarryTの感想・評価

4.0
最初、SFなのかと思ったりしましたが、ちゃんと最後に結びつけて、気持ちの良い終わり方に持っていってくれました。
1920年代と1970年代を生きる、ともに耳の聞こえない少年と少女。かたや親から逃れるため、かたや本当の両親を探すためにニューヨークの自然史博物館を目指すことに。
困難な旅の果てに辿り着いた先で、交わるはずのなかった二人の人生の驚きの真相が明らかとなるのだった…。
一見無関係に見える二人の主人公の旅路を交互に描くことで、二つの時代で数奇な運命に翻弄される少年と少女の奇跡の繋がりを描いたヒューマン・ドラマ。

『キャロル』という女性同士のラブストーリーの秀作を撮ったトット・ヘインズ監督の最新作ということで今回鑑賞してみました。
なのですが、うーん、僕は見事に嵌まらなかったですね、これ。
耳の聞こえない人が主人公ということでこういうトーキー映画のような撮り方にしたんだろうけど、いかんせん僕には退屈に感じました。
肝心のお話の方も最後まで観てなんとなく分かったものの、いまいち説得力が感じられません。
映像も終始暗く、観づらく感じる部分もちらほら。
この監督らしい品のある雰囲気はなかなか良かっただけに残念です。
前半が、ベンとローズの話がシンクロしてはいるものの、余りにも平行線なので「これでなんの繋がりもなかったらどうしてくれよう…」というくらいの心境で観ていたのですが、
最後はまあ予想通りだったけど、ほっこり出来ました。

しかし、母親が父親の事を全く息子に話さない理由って何?
私はてっきり、お父さん、何か悪い事をした人なのかと心配したけど、そんな要素全く無いじゃないですか?
息子が知りたがっているのに、どうしてあそこまで頑なに何も教えないのだろう…と不自然だったのと、
1964年のニューヨーク万博って、ニューヨーカーにしたら、50歳代の関西人の大阪万国博覧会くらい、郷愁を誘うものだと思うんだけど、
長く引っ張り過ぎたせいなのか、それとも私が外国人だからなのか、
そこまでの郷愁感が押し寄せてきませんでした。

それにしても、自然史博物館、よくあの場所の撮影を許可してくれましたね。
停電するし、踏んでしまわないかとこっちがビクビクしました。

全体的に凪が長すぎたので、私には辛かったです。
K

Kの感想・評価

4.2
1927年と1977年のNYの街並みやそれぞれの時代で異なる博物館の煌びやかさに魅了された。
その一方、街の喧騒と対比するように、静かな彼らの世界で音や音楽が響いていたのが印象的だった。
描かれがちなストーリーの中で、これだけ視覚と聴覚が研ぎ澄まされた映画は初めて。

男の子が冒険の中で成長していく話は総じて良いね。
h

hの感想・評価

4.3
なんてオシャレな物語の作り方🥹
後半にかけて凄く見入ってしまった

博物館、秘密の部屋、本屋、全てが不思議でちょっと不気味でワクワクした

クワイエットプレイスにも出演していたローズ役(少女時代)のミリセント・シモンズは実際に聴覚障害のある女優さん。
声が発せなくとも表情で伝わる喜怒哀楽,それ以外の細かい感情も伝わってきて凄く引き込まれた🤍
odyss

odyssの感想・評価

3.5
【家族物語と博物館】

予想していたのとは少し違う映画でした。
もう少しミステリアスなのかと思っていたけれど、案外理詰め。
でも、悪くはない。

一方に1977年のアメリカ。母子家庭で育った少年が母の事故死をきっかけに父探しの旅に出る。これ、ある意味、典型的な設定ですよね。

この映画がしかし並の父探し物語と異なるのは、半世紀前の1927年が並行して語られているから。こちらは離婚した夫婦の娘が、最終的には・・・という物語。こちらは時代に合わせたのか、モノクロ画面。

1927年のほうは映画が絡んでいるのも面白い。少女も映画館に入りますが、サイレントで、その代わりオルガンを演奏する人が雇用されている。サイレント映画でヴァイオリンなどの楽士を雇うのは知っていましたが、オルガンの場合もあったことを初めて知りました。
しかし少女が映画館を出ると、トーキー映画が導入されるという宣伝がなされています。1920年代はちょうどサイレントがトーキーに移るあたりだったんですね。

あと、この映画の見どころは博物館。残念ながら私は博物館好きじゃないんですけど、そちらの方面に趣味がある人にはお薦め。

俳優では、ジュリアン・ムーアの二役が良かったかな。

でも、主役の少年と少女が可愛くないのが欠点。もう少し可愛い子役、いなかったんですか?
2022.07.31

自然史博物館
とか
ミュージアム系は
不思議がいっぱいで
謎がいっぱいで
驚きがいっぱいで
奇跡がいっぱいで

何が起きても納得

二つの時間軸がすすんでくので
より不思議感がつくられる

全部そうだとなかなか(チャップリン映画は別)ハードルが高い(自分的に)けど
一つの作品の中に挿入されるモノクロ、(ほぼ)無声はギュッと惹きつけられる
トッド・ヘインズは俺の希望、それを賭けるに相応しい作家。彼に失望したことは一度もない。
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