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カフェ・ソサエティのncccoのレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
3.5
エマちゃん大好きのウディ・アレンが可もなく不可もなくだったから見送ろうかと思っていたけどこれは観て正解。ここ数年のウディ・アレン作品の中ではかなり好きな方。
ノスタルジー漂う30年代のハリウッド。成功していくにつれて寂しさを漂わせていくジェシーと、美しさがとめどなく加速していくクリステンスチュアート、それぞれの想いが交差するラストは寂しいようなあったかいような。じんわり余韻が広がる素敵なエンディングでした。
クリステンスチュアート様の登場シーン、靄がかかってキラキラしてるじゃないですか、、!ジェシーに負けず劣らずで「忘れられない女」を演じ切ったクリステン様に拍手。

お母さん役にジーニーバーリンの配役ってのがもう最高。人殺しばっかして死刑になっちゃうお兄さんも。脇役のシュールさと愛しさがストーリー全体に深みを出してます。
いつものアレン作にありがちなおじさんが若い女の子とイチャイチャ系の押し付けがましさもあんまないし、テンポよく観れる良作。
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