kamakurah

ありがとう、トニ・エルドマンのkamakurahのレビュー・感想・評価

3.5
遅まきながら話題のドイツ映画。160分の長尺ながら、飽きさせない。ほとんどドキュメンタリーを観ているような、リアル感。作品として個人的にどう位置付け、評価すればいいのか、戸惑う独特な印象の一本。主題そのものは新奇でもなんでもない父と娘との親子関係問題。父親の突飛な感じを堅実有能なビジネスウーマンである娘が超えてしまうあたりが作品の妙味。ただ、こういう映画に喝采を贈ることで通人ぶるのはイヤだな。

#ありがとう、トニ・エルドマン
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